Blanc-neige

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いいお薬をくださいな 楽しい夢が見れるやつ

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*バーン=ジョーンズ展

2012/07/22*Sun*

梅雨もあけ、夏本番とも言える暑さのあと、
急に涼しくなりましたね。
体調がおかしくなりますね。。。


そんなある日、
丸の内にある三菱一号館美術館で開催中の、
バーン=ジョーンズ展へ行ってきました。

平日の曇りの午後3時頃、空いていました。




エドワード・バーン=ジョーンズという名前は、
恥ずかしながらこの企画展で初めて知りました。
HPを見る限り、好みではないかもしれないなぁと思いつつ、
神話や物語を描いた作品も多いということだったし、
三菱一号館美術館の企画展は毎回おもしろいし、
前回行きそびれたカタガミスタイルの、
グッズの売れ残りがショップに並んでいるかも?という下心も手伝って、
知らない画家の個展へ行くという冒険をしてみました。


結論から言うと、やはり好きな画風ではありませんでした。


丹念に描き込まれた、衣装のひだや、背景の小さな植物など、
細かいところまで非常に丁寧に描かれているんですが、
画面に対して人物があまりにも大きいんですね。


今回の目玉になっている、
「果たされた運命―大海蛇を退治するペルセウス」

これも、
アンドロメダとペルセウスと、海蛇が画面いっぱいに描かれていて、
ここが海岸の、人目につきにくい切り立った岩場であることが、
この物語の重要な背景であるにも関わらず、とてもわかりにくいです。


別の作品で「運命の車輪」も、車輪はほんの少ししか見えず、
4人の人物が画面のほとんどを占めていて、
ここがどこなのかすら、わからない状態です。


人物が大きいから迫力があるかと言えば、
そうでもなく。。。



なにより、描かれている人物の表情が、一様に硬いんです。



自らが作った彫刻に恋をしたピグマリオンの連作でも、
ピグマリオンが彫刻をみつめる姿は、
恋をしているというより、失敗作を見るような表情で、
女神のはからいにより彫刻が人間の女性に姿を変え、その恋が成就した瞬間も、
二人とも、無表情。

なぜ。



赤い軽やかな衣装をまとい、
金色の種子をふりまき、地面に落ちたそばから花を咲かせる、
花と春と豊穣の女神を描いた作品「フローラ」でさえ、
彼女の表情は硬く、違和感を覚えます。

何も知らずに見たら、
人んちの畑に薬でもまいて農作物を枯らそうとしている
近所の悪いババアみたいですよね。(言いすぎ)



でも、連作「いばら姫」ではその感情のない顔が最大限に生かされていました。
眠る人々に表情はありませんからね。

いばら姫のための習作として、
眠る人々がたくさん描かれていましたが、
習作とは言え、どれも素晴らしいものでした。



大作である「眠り姫」も、
眠る人々がとても魅力的に描かれていました。
また、少女の体に沿う衣装のひだ、後ろの幕や、葉や花の一つ一つまで、
丁寧に丁寧に描かれています。

その、ひとつの妥協も許さない神経質さに、やや息が詰まる感じもありましたが。。



「トリスタンとイゾルデの墓」や「慈悲深き騎士」も、
表情のなさが生かされた作品だったと思います。

「慈悲深き騎士」や、他の作品のわずかな背景部分を見るにつけ、
人物より風景画を描いたほうが良いんじゃないかと思いましたが、
画家ではない彼にとって、絵画は趣味に近かったんでしょうから、
余計なお世話かもしれませんね。。。





作品数や構成によって、特設ショップの場所が毎回のように変わるこちらの美術館ですが、
(以前には作品を見終わらない位置の階段下という微妙な場所だったこともあります。)
今回は展示をすっかり見終わって外へ出たところが特設ショップになっていました。


いつもミュージアムショップがあるところです。
なので、入場券を買わない人でもグッズだけ買いに行くことができます。

普段置かれている、
和小物や木のオモチャやアクセサリー類などがごっそり無くなっていて、
当然、前回のカタガミスタイルの売れ残り品もなく。。
あったらいいな程度だったので、良いんですけど。


グッズは図録にポストカードにマグネット、ふせん、一筆箋、クリアファイルなど。
まぁ、どこ行っても同じですね。

ウィリアムモリスのいちご泥棒の柄のブックカバーやスカーフもありました。
かわいかったなぁ(買ってない)。



この展覧会は8月19日まで開催されています。
ちょう良いよー!ぜひー!とは言い難いのでアレですが、
デッサンや細部の描き込みは素晴らしいものがあるので、
東京駅付近で時間があいた方は、行って見てもいいかもしれません。

ゆっくり見て回って1時間ちょっとでした。




余談ですが、
この美術館は昔の建物を復元することにこだわりすぎて、
靴音がとてもひびく床材が使われています。

一応、入場前に注意書きがありますが、
「靴音」というものを気にしない人は、
自分の靴から音がしていて、それが誰かの耳障りになる、という
意識そのものが欠落しているので、
注意書きに目を留めることもなく、平気でコツコツ言わせて歩くので、
気になる人は、とても気になるわけです。

どうにかならないかと思っていましたが、
靴音が気になるというアンケートへの回答を見ると、
来年くらいから、カーペットを敷くことを検討しているようで、
ぜひとも実現してほしいなぁと思います。


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