Blanc-neige

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いいお薬をくださいな 楽しい夢が見れるやつ

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*マウリッツハイス美術館展

2012/08/29*Wed*

この夏、上野公園にある東京都美術館が、
約2年にわたる大規模な改装を経て、
リニューアルオープンしました。

改装後初の企画展が、
マウリッツハイス美術館展で、
目玉は何と言っても、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」ですね。



この絵はマウリッツハイス美術館を代表する作品ですが、
長期の改装に入るということで、特別に貸し出された作品です。
政治的なしがらみや、輸送の際に絵そのものが傷んでしまう等の理由から、
なかなか貸し出し許可が出ない絵でもあり、
来日は12年ぶり、東京での公開は実に28年ぶりになるそうです。


そんなわけで、この展覧会、非常に混雑しています。
公式サイトのトップページに、現在の待ち時間が大きく表示されていて、
また過去2週間分の混雑状況を色分けしたグラフのリンクも貼られています。
開会からしばらくの間は、午前中を中心に1時間以上の待ち時間があったようですが、
現在は土日でも1時間待ちになることはなさそうですね。

平日なら午後から、土日でも夕方からなら待ち時間なしで入れるみたいです。
しかし会期末が迫ってくると、また混雑してくると思われるので、
平日でも夕方以降、土日も閉館間際を狙う感じになるのかな。

※金曜日は20時だかまで開館しているので夕方でも混雑しています。


いまのところ、午前中を避ければ、だいたい10分待ちくらいで入れるようですが、
待ち時間があるほど人が来ると、ロッカーが足りないみたいですね。
ロビーにふたつと、奥の、会場入り口に近いところにひとつあるんですが、
ロビーのふたつは荷物を出す人が来るのを待って入れ替わりで使う感じになってます。
奥のほうはロッカーの存在がわかりづらいので、比較的マシかもしれないです。
何にしても激戦です。


そしてー、入場に待ち時間があるということは、
会場内は常に混雑しているということです。

汗くさいよぅ。。。




ちなみに、都美術館が改装して、まず最初に目に付くのは、
ミュージアムショップですね。
前は小さな3畳くらいの部屋だった気がするんですが、
入り口正面にバーンとでっかく拡大しています。
マウリッツハイス展の関連グッズも少し置いてありました。

会場内は、階段が多かったのがほぼエスカレーターに変わっていて、
天井が高く、窓側の通路は明るくなっています。




で、展覧会の内容ですが、
出展作品はなんと48点とかなり少なめ。
いくら真珠の耳飾りの少女が目玉だからって、
まさかそれ一点で勝負する気なのかな?
と、心配しましたが、全くの杞憂でした。
たった48点なのに、驚くほどのボリューム感。

ほんとに名品揃いです。これはすごい。



肝心の真珠の耳飾りの少女は、その作品のためだけに一室とられていて、
最前列で見たい人は、ここで更に並びます。
だいたい1時間前後くらい待つみたいですね。
最前列の人は、絵の前で立ち止まることができません。

最前列でじわじわ動きながら見ている人たちの、
1~2歩うしろにロープが張られていて、
そこへは並ばずに行くことができて、
また、立ち止まってもかまわないスペースになっています。

1時間待って歩きながらでも近くで見るか、
遠くからだけどすぐに好きなだけゆっくり見るか、
ちょっと迷いますね。
(もちろん両方やっても良いわけですが)
(後ろから見るスペースは押し合いへし合いですが)



フェルメールもレンブラントももちろん良いんだけど、
わたしは何と言ってもルーベンスが好きなので、
聖母被昇天の下絵が見られてうれしかったです。

フランダースの犬で、最後に主人公が死ぬほど見たがった絵ですね。




他に、
サロモン・ファン・ライスダールによる「帆船の浮かぶ湖」、

ヤン・ブリューゲル(父)とヘンドリック・ファン・バーレンによる
「四季の精から贈り物を受け取るケレスとそれを取り巻く果実の花輪」、

レンブラントによる「シメオンの賛歌」、

アードリアーン・コールテの「5つのアンズのある静物」、

ヘラルト・テル・ボルフの「手紙を書く女」、
なんかが好きでした。

あと、レンブラントの自画像が、
若い頃を描いたものと、最晩年のものとを、
同じ部屋で見比べることができたのも興味深かったです。






特設ショップは見終わったところにあります。
チケットを持っていない人は入れない場所です。

スカーフ付きの前売りチケットを買ってあったので、
フェルメール作品を印刷したスカーフがもらえました。
あとは今回の展覧会の全作品が印刷されたクリアファイルと、
ポストカードを何枚か。

ここでは色んなコラボものが売られていて、面白かったです。
どれも「真珠の耳飾りの少女」をイメージしたもので、
シュウウエムラのメイクキットや、
とらやの青い羊羹、
コクヨの色鉛筆やスケッチブック、
日比谷花壇のフラワーアレンジ、
ミッフィーやレゴのコラボ物もありました。



最後に長いエスカレーターをぐるぐる降りて、
1階に戻ってきて出口になりますが、
そこでまた最初から展示を見ることもできます。

会場内は常に混雑しているので、
混んでいる絵は一旦あきらめて先へ進んで、
また戻ってきて見る、という手もありますね。



東京展は9月17日まで。お急ぎ下さい。
そのあとは神戸市立博物館へ巡回します。

都美術館がリニューアルオープン記念、
神戸市立博物館は開館30周年記念ということらしいです。

神戸展は9月29日から。え、早いね。
ずいぶん大急ぎで移動させるんだなぁ。
取り外して、輸送して、展示して、10日余りでいけるの。。
あー数が少ないからかな。

西日本の方、いまのうちに前売り券買っておきましょう!





以下ちょっと展覧会の感想からはずれた愚痴なので折りたたみ。


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*ベルリン国立美術館展

2012/08/25*Sat*

立秋を過ぎ、日も短くなって来ましたが、
まだまだ残暑は厳しいですね。

うちは、お盆と夏休みがとりわけ忙しい職場で、
日々の残業による疲れと睡眠不足、眼精疲労に冷房病も加わって、
毎年のことですが、自律神経に異常を来しています。。

休日も、疲れと、溜め込んだ家事や、食糧の買出しに追われて、
とても遊びに行けるような元気や暇はなかったんですが、
ようやく忙しさもやわらいで、

(と言っても1時間くらい早く帰れるようになった程度だけど。。。)

気持ちに少し、余裕が出てきたので、
前から行きたかった展覧会をハシゴしてきました。






まずは上野の国立西洋美術館で開催中の、
ベルリン国立美術館展」学べるヨーロッパ美術の400年。

ベルリン国立美術館、というのは、
そういう名前の美術館があるわけではなく、
市内に林立する多くの博物館や美術館群の総称です。

普通、〇〇美術館展、という名前の展覧会であれば、
ほぼ全てが〇〇美術館所蔵の作品になるわけですが、
今回は複数の美術館から作品が集まっているので、
出品リストのそれぞれの作品に、どこの所蔵品かが書かれています。




目玉は何と言っても、上の写真にある、
フェルメールの「真珠の首飾りの少女」みたいですね。
初来日ということで。

フェルメールと同じく人気のあるレンブラント作品も出展されていて、
また、同じ上野公園内にある別の美術館でも、
フェルメールやレンブラントの作品が見られる展覧会が開催されているため、
混雑しています。

入場待ち時間は(たぶん)ありませんが、
作品の前は人が多くて、ちょっと見づらいですね。




あの、ひとつ不満を言わせてもらうと、

フェルメール作品が初来日と煽っておいて、
しかも夏休み期間の混雑が予想される展覧会なのに、

キャプションの文字がちっさいんですよ!!

作品の題名と作者名や、ちょっとした説明書きは、
作品の前に立ってそこから視線をずらせば読めて当然だし、
むしろ2~3人くらいが前に居るような位置からでも読めるのが普通だと思うんですが。
ちっとも見えないんですよね。。。
黒い地に白い文字だし。。。

これも作品の前に人だかりが出来てしまう一因ではないかと思います。




それ以外に不満はありませんでした。
展覧会自体はとても良かったです。

彫刻作品も多くて、
壁に絵画、部屋の真ん中に彫刻作品が配置されていると、
絵画だけが展示されているよりずっと、美術館っぽいな~って思います。

ちなみに、年代ごとに分けて展示がされているので、
最初の15世紀は聖母子または聖家族に関する作品が多いです。
彫刻が多いのもこのコーナーですね。





続いて15~16世紀の肖像画。

なかでも、
アルブレヒト・デューラーの「ヤーコプ・ムッフェルの肖像」
これすごい写真みたいでした。びっくりしました。





次の16世紀、マニエリスムの身体の章でも、
彫刻作品が多くなっています。
小さい作品の前では、またひとだかり。
小さめの彫刻作品は、絵画よりもさらに細かい部分を見ることになるので、
最前でじっくり見ないといけませんからねー。
しょうがない。





次に17世紀、絵画の黄金時代と名づけられた章で、
わたしもこの辺りが大好きなので、だいぶテンションが上がります。

ルーカ・ジョルダーノの「エウクレイデス」と「アルキメデス」、
これは迫力があります。

ヤン・ダヴィッドゾーン・デ・ヘームの
「果物、花、ワイングラスのある静物」、
こちらは、あまりの美しさに立ち尽くして見入ってしまいました。

正面玄関にも描かれていて、グッズにも多く取り上げられていました。


この章で、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」が見られます。
その直前にある、小さな彫刻作品「シカ狩り」「イノシシ狩り」も、
すごくすごいのでお見逃しなく。
あの細いヤリがちょっと折れただけでもやりなおしだよね?
すごいです。

レンブラントの「ミネルヴァ」と、レンブラント派の「黄金の兜の男」も、
「真珠の首飾りの少女」と同じ部屋にオマケみたいに飾られていて、
えっ、こんな扱いでいいの?と思ってしまいます。


レンブラント派「黄金の兜の男」
「ミネルヴァ」もそうですが、闇と光の対比がすごいです。
特にこの黄金の兜の輝きと言ったら!

正直この写真じゃ伝わらないと思います。
暗闇の中でギラリと光る不気味なまでの黄金の輝き。

やっぱり、いくら写真やテレビで見知った作品でも、
実物を見ると伝わってくるものが全然違いますね。





18世紀、啓蒙の近代へ。
ここでは、ジャン=アントワーヌ・ウードンの、
ハイレリーフ?彫刻?が良かったです。
「死んだ鳥のいる静物」「エビと魚のある静物」。
すばらしいです。




そして第二部、素描。

こうやって試行錯誤してポーズや構図を決めるんだなー。
こんな線でこんな風に描かれるんだなー。

何となく、完成したすごい作品を見ていると、
初めからそれが完成品として存在しているような気になるけど、
作者があらゆる線や構図や色を試しながら、
悩み、苦しみ、時には投げやりに、創られたからこそ、
名作・秀作であるんだなぁと、改めて感じます。




たっぷり100点以上の作品を堪能したあとは、
特設ショップへ。
こちらは美術館入ってすぐのロビーに設置されているので、
チケットを持たない人でもグッズを購入することができます。


お土産。

あ!つい最近気付いたんですけど!

わたし、フライヤーとか出品リストとか、入場半券とか、
こうやって記念に買ってきたポストカードとか、
あの、捨てられない性質なので、
どうやって保存するか悩みつつ、
フライヤーとリストをまとめて折りたたんで、ポストカードはそこに挟んで、
本棚の端っこに突っ込んでたんですね。

でもこれだとあとで抜き出すときに違う紙も一緒に持っちゃったり、
ポストカードが抜け落ちちゃったりで、
ムキー!!てなることが多かったんですが、
どんな展覧会でも必ず売ってるクリアファイルに入れれば、
見た目にもわかりやすいし、取り出しやすいしきれいなんじゃないかと思って。

今回からポストカードだけでなく、クリアファイルも買うことにしました。

気付くの遅かったなー。



グッズは、図録やポストカード(けっこう充実)、
あと真珠の首飾りの少女のモチーフの、
トートバッグやスカーフ?ハンカチ?とか、タンブラーもありました。

マグネット、ふせん、一筆箋、といった一般的なものはもちろん、
あとはアルペンマンとのコラボ物とか、
真珠の首飾りをして黄色い毛皮を着たテディベアとか、
ドイツビールやお菓子類、ユーハイムとコラボしたバウムクーヘンなんかもありました。

グッズもなかなか充実してましたね。



会期は9月17日まで。
最後の三連休は大混雑だと思うので、避けましょう。。。
どうしてもそこしか行けない、という場合は、
開館前から一番乗りで並んで、人が押し寄せる前にさっさと見るか、
そこまでするのはしんどい、という場合は、閉館直前がいいかな。
人によるだろうけど、だいたい60~90分くらいで見て回れると思います。

東京展の次は福岡に巡回します。10月9日より、九州国立博物館にて。




このあとわたしは、
2年近い改修工事を経てリニューアルオープンした、
東京都美術館へ行きます。
それは、また次の記事で。

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*大英博物館 古代エジプト展

2012/08/01*Wed*



六本木にある森アーツセンターギャラリーで開催中の、
大英博物館 古代エジプト展へ行ってきました。

公式サイト


六本木ヒルズは迷子になるから嫌いなんだけど、
森美術館は何度か行ったことがあるので、
なんとか迷わずたどり着けました。



エレベーターホールへの入り口。

チケット購入後、森美術館や展望台と同じく、
52階まで高速エレベーターで上がりますが、
展望フロアの53階へ続く長いエスカレーターはのぼらず、
その手前で右へ行くと、森アーツセンターギャラリーがあります。

このフロアにはコインロッカーがないらしく、
チケットカウンターのある階にロッカーがあれば、
荷物はそこに入れて来たほうがいいっぽいです。。。

たしか53階にはあるのになぁ。





さて、今回の展覧会は
「BOOK OF THE DEAD」
死者の書がメインです。

展覧会のサブタイトルも、―『死者の書』で読みとく来世への旅―
となっていて、古代エジプト人の生死観や、死後の世界観が伝わってきます。



目玉は37mにも及ぶ長さのパピルスに記された「死者の書」です。



その前にまず、
太陽信仰や、様々な姿をした神や、死後の再生・復活、そして永遠の命など、
古代エジプトの人々が創り出し、信じていた、
その生死観を予習するような形で展示を見て行きます。


冥界の王オシリス神と、その前で行われる審判、
死後どんな儀式があって、どんな経過を経て、どんな世界へ行くのか、
といったことが簡単にわかるように描かれたパピルスや、
儀式に使われる道具の模型などが見られます。

また、死者の書の一部が書かれた、さまざまな物、
例えば木棺やミイラ包みなども見られます。

死者の書というのは、つまり、
死後から来世まで、死者が迷うことなくたどり着けるためのガイドであり、
それを邪魔するものから守る呪文でもあったようです。




展示物は、死者の書が書かれたさまざまな物であったり、
心臓などをかたどった護符や、
ミイラを作る際に取り出された内臓を入れておくカノポス、
棺や、供養碑、審判に使われる道具の模型など、
とにかく「死者」や「死者の書」にまつわるものばかりです。



ミイラの展示も2体ほどありましたが、
どちらも布で包まれたままなので、
中の人を見ることはできませんでした。



で、あれやこれやと予習させられた上で、クライマックスに登場するのが、
全長37mのパピルスの巻物「死者の書」となります。



数十cmくらいずつにカットされていますが、
状態はとてもよく、
絵も文字(といってもヒエログリフですが)も、鮮明に見ることができます。

主に挿絵に対して、細かく解説が付けられているので、
文字は読めなくても、だいたい何が記されているかがわかります。





こうやって見ていると、古代エジプト人の信じた死後の世界観というのは、
一体誰が考えたのかわかりませんが、
とても綿密に創造され、また徹底して流布されていたのだなと感じます。

何をつかさどる神様はこういう姿をしている、だとか、
死んだあとはこういう経過を経て、来世で永遠の命を得る、
といったような、目に見えない、誰も確かめようの無いことを、
取り決めて、信じ込ませる、というのは、
一体どういう力なんだろうかと、少し恐ろしくもありました。






そういう展示なので、ポストカードもなんだか地味めで、
欲しいのがなかったかな。。。

エジプト展には必ず置いてあるような、
ハガキ~B5くらいまでのパピルスだったり、
アンクやウジャトなんかをかたどったストラップとピンズ、
人型棺の形の派手なボールペン、
クッキーやチョコなどのお菓子類、とか、
あまり目新しいものはありませんでした。


ただ、夜道で車のライトなどに反射するグリミスが、
ピラミッドやアンクやウジャトの形になっているのがあって、
ちょっと面白いなと思って買ってみました。

古代エジプトの人々を守っていた神様や護符が、
現代の歩行者の命をも守るなんて!
面白いじゃないですか。


アンクやウジャトの、わかる人にはわかる、みたいな形は、
ちょっとなぁ。。。と思って、
単なるアクセサリーとしても通用するネコの形のにしてしまいました。

早速通勤用のバッグに取り付けましたが、
ネコのね、首のところが、グニョグニョ曲がるので、
そのうちねじ切れてしまいそうな気がします。






この展覧会は、死者の書を中心に、
ほぼ死後の世界観だけにテーマが絞られているので、
古代エジプトの、遺跡や歴史やロマンなんかが好きな人や、
エジプトって言ったらピラミッドにミイラ?というような人には、
たぶん、ちょっと向かないかもしれません。

お子様向けのガイドブックやキャプションも用意されてはいますが。
エジプト展の中でも、ややマニアックな部類じゃないかと思います。




護符など小さい展示品もありますが、ほとんどが大きめのものなので、
一つの作品にひとだかりが出来ることはなさそうでしたが、
暑さがゆるんで会期末が迫る9月には、混雑してくると思います。
興味のある方は夏休み中だからと後回しにせずに、
早いうちに行ったほうが良さそうです。


東京展は9月17日まで開催。
そのあとは福岡に巡回します。


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