Blanc-neige

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*ツタンカーメン展

2012/11/28*Wed*


上野の森美術館で開催中の、ツタンカーメン展へ行ってきました。

チケット代が他の展覧会の倍はするんですが、
先の大阪会場でも大盛況で、
東京会場も、平日でも行列するという盛況ぶりです。

会期前半は当日券を買うのにも並んでいたみたいですが、
今はそうでもないようですね。

午前中からお昼にかけて、1時間前後の入場待ち、
午後から夕方は待ち時間が少なくなるか、無しになるようです。
入場待ちが1時間以上になる場合は、整理券が配布されます。



わたしは、混雑がいやなので、
平日で雨の日の夕方という、完全にすいてるであろう条件の日に行きましたが、
それでも結構ひとが入っていました。

エジプト関連の人気の展覧会に多い手法なんですが、
まず始めに、小部屋に隔離されて2分半だかの映像作品を、
立ったまま見させられます。

おそらく会場内の人数の調整のためでしょうかね。
映像作品自体は、特に真剣に見なくても良いようなものです。(失礼)



それを見終わってから、ようやく会場へ。



展示品の多くが、王家の谷から出土したもので、
いかにも古代エジプトらしい色形の道具や装具が多いですね。
気づきにくいんですが、展示ケースの上のほうに、
アンクとは何か、などの、簡単な説明がきもあって、
初心者というか、一般向け、という印象です。


ツタンカーメンの曾祖母であるチュウヤの、人型棺やミイラマスク、
ツタンカーメンのミイラと共に埋葬されていた装飾品や、
肝臓が入っていた、人型棺を模したカノポスなど、
かなりテンションのあがる展示品も多いです。


これが、ツタンカーメンの人型棺を模したカノポス。
ですが、顔つきが違うので、本当は別人のために作られたものではないかということです。
ポスターやフライヤーに使われているものですね。




これはツタンカーメン関係ないけど、胸飾り。
すごいきれいでした。
虫苦手だけど、こんなんなら付けたい。
(真ん中に羽を広げたフンコロガシがいます。)




ミュージアムショップは、会場を出たところにあります。
チケットを持たない人でも入れるようです。

ポストカードにクリアファイル、一筆箋、ストラップ等の定番品から、
Tシャツ、ジッポ、ピラミッド型の箱などに入ったお菓子、
ツタンカー麺というダジャレ的なインスタントラーメンなどなど、
バラエティに富んだお土産が用意されていました。



黄金のマスクこそ来ていませんが、
ツタンカーメンのミイラと一緒に棺に収められていた装飾品や、
一番上の写真にある、ツタンカーメンの立像や、
王家の谷から出土した様々な貴重な品は、
一見の価値があります。

ただし、チケット代も高いし、平日でも混雑しているし、
後述しますが欠点も多い展覧会です。

是非にとおすすめできないのは残念ですが、
興味のある方は、平日の夕方などを狙って行ってみてください。
来年2013年の1月20日までの開催です。





以上、普通の感想。



以下、悪意ある感想。






何から文句つければいいか迷うくらい、
大変、残念な展覧会でした。

(※展示品そのものは、大変貴重で素晴らしいものばかりです。)

ポスターや広告看板に使われているのは、上でも書いたようにカノポスなんですが、
首から上だけ写してあって、ぱっと見、黄金のマスクのようにも見えるんですよね。
それでツタンカーメン展と銘打ってあって、
チケット代が普通の倍、と、なれば、
「ツタンカーメンの黄金のマスクが見られる」と思ってしまう人が居てもおかしくないです。
というか、それを狙ってわざとやってますよね。。。

行った人のブログやツイッターでも、詐欺だと言う声がありますし、
実際に会場の出口付近で、
「黄金のマスク見てないけど、どこにあった?」などと言う人や、
係員に聞く人が大勢いました。
不憫でなりません。

知っている人は、
黄金のマスクは今、国外に持ち出し禁止だから、来日することはありえない、とか、
ポスターの写真を見て、黄金のマスクとは違う、とか、わかりますが、
今回狙われたのはそういう知識のない一般人ですよね。

公式HPも、変な映像が入っててうるさいし、
芸人さんを使ったり、ダジャレ的なグッズを作ったり、
なんというか、悪ふざけが過ぎるのでは?
そんな、にぎやかにやるような、展覧会じゃないですよね。。。

主催がフジテレビ。
あぁ、納得。




会場についてなんですが、

平日でも行列するほどの人を集めておいて、
また、高いチケット代もとってるのに、
ロッカーがあまりにも少ないです。
会場内でちょっと休憩するようなベンチも、少ないと思います。

出展リストは、やけに良い紙を使われていて、ツルツルで、
エンピツでのメモ書きが困難でした。
こんなところにお金かけなくて良いです。

あと、学芸員ではなく、スタッフというのがふさわしい感じの、係員。
一応、聞かれたことには答えられるようでしたが、
黄色いメッシュベストを着ていて、元気よくて、
美術館にはそぐわない感じ。
展覧会というよりは、イベントのつもりでやってるのかな。


主催側からすれば、
大勢の人やお金を集めることが出来れば、それで良しなんだろうけど、
「だまされた」と言っている人も大勢居るわけですよ。
その人たちには「エジプト=うさんくさい」というイメージが、
植えつけられてしまったわけですよね。

そして、黄金のマスクがないことを知りながら来てくれた人にさえ、
満足してもらえる会場を用意できないというのは、
どうなんでしょうか。

グッズのポストカードにも、合成を用いたギャグっぽい物もあって、
とにかく「ふざけてるのかな」という印象ばかりが残りました。

ほんとに、ただ人数を集めればそれでいいと思ってるんだな、
来た人の満足なんてこれっぽっちも気にしてないんだな、
バカにされているな、
というのが本当の感想です。


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